泣きそうな顔をしていると、みっくん先輩が優しく私の頭をなでて、 「大丈夫。幸望ならできる」 と、私にしか聞こえない声で呟いた。 「ね?」 思わず頷いてしまう笑顔。 私もつられて笑うと…… 「幸望ちゃん団長するって!」 「えぇっ!?」 み、みっくん先輩!? 今のわざとですか!?!? 「さっすが~♪」 「楽しみだな」 「…当たり前だ」 あ、当たり前じゃないですよ…… 私を他所に、盛り上がる先輩たち。