でも、この学校音楽部無いのにどうして? 「まぁ、趣味程度なんだけどね」 みっくん先輩が苦笑しながら言う。 「で、今度の学祭で生演奏しようと思ってさ!」 「最後の学祭だし、聞いてもらおうと思って」 亮二先輩の言葉に、奏多先輩が付け足す。 私は頷きながら聞いていた。 「でも、ボーカルがいない」 ボソッと翔先輩がつぶやく。 「そうなんですか?」 「俺がベース、奏多がエレキ、亮二がドラム、 翔がキーボードなんだ」 何となく、みなさんに合ってる楽器だ。