ヨシキの声に誘われる様に、目をゆっくりと開ける でも、目の前は変わらず真っ暗で さっきまで笑っていたヨシキは、どこにもなくて―― 心を覆う喪失感に、一気に瞳から涙が溢れた 「どうしてぇ・・・・ヨシキ・・・どうしてよっ!!」 私はその場に泣き崩れた どうして来てくれないの? ずっと私待ってたんだよ? ずっとこの日を待ってたんだよ? 笑って私の名前を呼んでよ 息ができないくらい抱きしめてよ 大きな手で髪をすいてよ 優しくキスをしてよ 会いたい 会いたい 会いたいよ ヨシキ