一つの海の物語。

美鈴ちゃんは宏紀の腕を組んで、私達の広げてあるシートの少し横にシートを敷いた。私が、
「何で、美鈴ちゃんがいるの?」
と聞くと、楓が
「よくわからないけど、うちらが屋上に来るときに、どこからともなく出てきて、ついてきたの。」