一つの海の物語。

そう言った瞬間、私の腕を掴み、廊下の奥にある自動販売機へ向かって歩いていった。
その前に立つと、ぶどうジュースとイチゴミルクを一本ずつ買い、私の前にイチゴミルクを差し出した。
「何?」
と聞くと、
「これやる。」
と持たされた。
「何で。」
また聞くと、
「朝の侘び。」
と答えた。
朝のとは、おそらくお弁当の件だろう。
「しょうがないなあ~。許す!笑」