美咲が空の席にいった。
私もついていった。
「空〜!おはよ!」
「…ん。おはよ」
なんだ普通じゃん!
とか思っていたら、空が私のほうを向いてきた。
「あんた…誰?」
「うっうち!?」
「そ。そこのあんた。」
空が私を指さした。
美咲が言っていたことが分かった。
確かに。
初対面の人に「あんた」はないよね…
「うちは後藤香菜!これからよろしくね!」
「………あっそ」
カチーン。
私は頭にきた。
人の名前聞いといてあっそ!?
ふざけんなーーーーーー!!
空がまた私を見て、
「もう用済んだ?悪いけど戻ってくんない?」
「分かった!じゃあね!空!」
美咲がそう言って私を空から離した。
たぶんキレると思ったのだろう。
だって、さっきの私は怒った怖い顔をしていたと思うから。
「ごめんね!空、口悪くて…普段はもっと優しいから!話せば楽しいよ!」
あんな奴と喋って楽しいの?


これは私の予想だけど、こいつは私と話さない!絶対!