愛するお方と同居して幾月。マンネリ知らずに、毎夜毎夜、あなたを求めてばかりの体。この前隣人に、声がうるさいっと怒鳴られたけどお構い無し。


だってワタクシ、あなたを愛して止まないのですから!


今宵も今宵で、丑三つ時の目覚ましとなろう営みしようと、肉盛りだくさんのあなた大好きすき焼きの材料を買ってきたと言うのに。


「きゃあああぁっ!」


あの人との愛の巣に現れた、小さな爬虫類に悲鳴をあげてしまった夕暮れ時。


チロチロ舌を出し、鎌首もたげる様はフローリングと不釣り合い。アマゾン帰れ、爬虫類風情が。ワタクシとあの人との愛の巣に入るだなんて!