非道な会話がごく当たり前のようにやり取りされるアングラ掲示板。

「屑餓鬼どもが…気分悪ィ…」

耕介が顔を顰める。

「……」

一歩間違えれば殺されていたかもしれない。

俊平は顔を青ざめさせる。

「石動君…」

そんな彼を落ち着かせるように、冴子が手を握り締める。

「しかし…肝心な地下闘技場の場所は書き込まれていないな…」

呟く省吾。

場所が特定できなければ、どうする事も出来ない。