「え!?あ、ごめん。」
そう言うと、要は笑って。
「で?どうしたの?」
と、聞いてきた。
えっとぉ・・・
「べ、別になにもないの・・・ごめん。」
「そっか、今日大変だな。生徒会。」
要、さすが優しい。
「とにかく、気おつけろよ。何かあったら絶対言えよ?」
また、
気おつけろですか・・・
なにを、どう気おつければいいのよ・・・
「うん・・・」
私は、分からずにとにかく頷いておいた。
「よしよし、いい子だ♪」
要は笑顔で私の頭を撫ぜた。
このごろ、頭撫ぜられる事多いな・・・
私は、なにも気付いてなかった。
この時、いろんな人が私達のことを見ていたなんて。