「ちょっと、渚!!!何処行ってたの!?」
教室の前で未来ちゃんに捕まった。
「いやぁ・・・まぁ。」
「なんか、津田が保健室とか言うから行ってみたけど、居ないし。」
え・・・なにそれ、
祐來かばってくれた・・・?
「それに、1・2時限目結城もいなかったし・・・」
あぁ、健斗は・・・ね。
「サボってただけだよ?」
「へ!?1人で?」
えっと・・・
「うん。1人で。」
そう言うと未来ちゃんは「誘ってくれればよかったのに。」
と、片頬を膨らませた。
か・・・かわいい。
私は、「ごめんごめん。」と
膨らんだ未来ちゃんのほっぺを突っついた。
「渚!!!!」
そう叫んだのは、祐來だった。
「なにぃ?」
「どこいってたんだよ、お前は!!!!」
祐來に肩を掴まれて、前後に揺られる。
「ちょ、ちょと祐來・・・痛い、から。」
「あ・・・悪い。つい・・・」
そう言って、手を離した。
「でも、何処に行ってたんだ?」
「え!?津田知らなかったの!?」
「当たり前だろ。あれは先生に、:何も言われないようにするための嘘、だよ。」
「嘘だったの!?私信じて保健室まで行ったんだけど・・・」
と、言い合い?をしてる間に、私は要のところに行った。
「なにしてんの?渚。そんなに見つめられても困るんだけど・・・」