遙から、メールなんて何年ぶりだろ。


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メシどうせなくなっただろ、
俺の家に余ってるから取に来い。

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という内容のメールって・・・


え!?遙分かってた?


"どうせ"ってことは知ってたって事・・・だよね?



それならそうと、言ってくれればいいのにぃ・・・


「ママー、ちょっと出かけてくるー。」


私はママの返事を聞かずに家を出た。






走っても、全く疲れないほどの距離。



    ピンポーン


躊躇いも無くインターフォンを押したけど、

大丈夫かな?


   ガチャ


「入れよ。」


自分からメールしたくせに、

ぶっきらぼうな遥が少し可愛かったりする。



「でも、いいの?家の人とか・・・」


「いないからいい、さっさと入れ。」


そぉ言いながら、私の腕を引っ張った、


その拍子に遙に抱きしめられた。


「ちょ・・・遙・・・」


「ご、ごめん。/////」



すぐに、離れたけど遙の顔が赤かったのは、気のせいかな・・・