「って、近くどころか、隣じゃんか!」
家に帰ってて、初めて気付いた。
私の家の隣に遙と凛の家があった。
凛の家の隣が真琴の家だった。
「だから、言ったろ?まじで言ってんのか?て。」
そんなぁ。
大変な事になってるし。
私、大丈夫・・・かな?
「なぎちゃーん、今日ご飯一緒にたべよぉー。」
「え?なんで?」
「いやぁ、あのねぇ~今日お母さんいないんだよねぇ。」
だからって、なんで私と一緒に食べるの?
「いやいや、剛がいるじゃんかぁ。」
そうそう、剛作ってくれるでしょ?
「いや・・・剛は、料理出来ないから・・・」
「あれ食べたら、死ぬぞ?」
え・・・そんなにえげついの?
「遙も、食べた事あるの?」
「・・・・・・あぁ。」
遙がいつも以上に無口、ってことは。
それだけ、えげついんだ・・・。
「だから、ねぇ?剛も一緒に、ダメ?」
う・・・かわいいなぁ。
私よりは確実にかわいいんだよなぁ。真琴って。
本当にずるい!
神様は、不平等だぁ(泣)