「謝らないでよ・・・私が悪いのに・・・。」


私はしたを向いたままそお言った。


「渚・・・」


遙の声と一緒に誰かが、近づいて来るのが分かった。



    ギュ


この香りは、遙かな。



「また、ダンス始めないか?4人で。」


やっぱり。


頭の上から降ってきたのは、


紛れも無く遙の声で。



また、始める。

・・・ダンスを?



「そうだよぉ!やろぅよぉ♪なぎちゃん!」

「あぁ、そうだ。やろうぜ!渚。」

「あら、ママは応援するわよ!」



え・・・


「ごめん、今はムリ・・・かな。」


遙が私から離れる。


「そっか、仕方ないよな。」


そう、優しく寂しそうに笑う。


遙ってそんな風に、笑えたっけ?



なんか、私の知らない遥が居たなんて・・・。



なんか、ヤダ。