「な、なんで、私が喋るだけで3人が元気になるのよ!?」


しかも、あの3人と喋りたくなんかない。


『お願い!!渚ちゃん!!!』


そう、3人が顔の前で手を合せてる。


「私がなにしようが、あの3人はかわらないよ。」


『変わるよ!』



な、そんなに食いつかないでよ!


びっくりするから・・・。


「だって、凛は渚ちゃんが好きなんだよ!?」

「はるにぃも、渚ちゃんが好きなんだよ!」

「お兄ちゃんだって、そうだよ!」


は、はああああああああああ!?


訳わかんないし・・・。


「何言ってるの!?3人とも、頭大丈夫?」



「おい!渚!!」

「こいつら誰だ?」

「1年か?」


あ・・・存在忘れてた・・・。


3人とも、顔が引きつってる。


そりゃそうだよね・・・怖いもんこの3人のガン飛ばし。


「そんな怖い顔してあげないで!私の友達だよ!!」


『な、なんだ渚の友達か。』


どんだけ安心してんのよ!


ってか、女の子だよ!?


なにも、されないっつの!



「渚ちゃん、この人達誰・・・?」


恐る恐る聞いてくる、雅。



「あぁ、私の友達だよ。」