・・・_________小学6年の夏。
(渚・遙・凛・真琴)
「はぁー、今日もキツかったねぇー。」
「そぉか?まぁ、俺ともなれば余裕だ。」
「えぇー、なにそれぇー。」
「凛、お前も結構きてたろ。」
「はぁ!?ざけんなよ!?」
「もぉ、ケンカしないでよー。大会近いんだから・・・。」
いつもの会話。
いつものダンスの帰り。
の、はずだった・・・_______
「俺ら今度の大会で優勝すれば、7連覇だな。」
「うん。3年生から夏冬の大会で、ずっと優勝中だもんねー。」
「8連覇まで、いきたいね。」
「渚なに言ってんだよ。10連覇でも、20連覇でもするんだろ?」
「そーだよ、はるちゃんのゆーとぉりだよぉー。」
「渚、どうしたんだよ。頭おかしくなったか?(笑)」
「・・・・・・」
いつもなら、すぐに言い返すくせに、
渚は黙って、俯いてしまった。
やべぇ・・・言い過ぎたか!?
「8連覇で終わりだよ、私達・・・。」
今にも消えそうな声。
一瞬機器間違いかと思った・・・。
「はぁ!?なに言ってんだよ。解散する気かよ!!」
でも、凛のこの言葉で現実に起こってる事なんだって、分かったんだ。
「・・・うん。私ね遠くに行っちゃうんだ。
中学校はもう向こうなんだって。」
「・・・はっ、ウソだよな?」
情けなく出た俺の声に、渚が顔をゆがめる。
「なぎちゃん、じょーだんはほどほど・・・・・・に。」
冗談じゃないと分かったのか、
真琴が口を閉じた。
「・・・んだよ、それ。」
「え?なんて?」
「なんなんだよそれ!!!!」
「!?」
イライラする、意味分かんねぇ・・・
「渚!!ざけんなっ、説明しろ!!!」
「・・・パパが転勤するから。」
渚にどうにかできる事じゃない。
そんな事ぐらい分かってる。
子供なんだから、
親が引っ越すなら一緒に行かなきゃいけない。
今なら、そんなことちゃんと考えられる。
でも、あの時俺らは子供だったんだ・・・
だから、渚の気持ちも考えずに、
渚を攻めたんだ・・・。
1番悲しいはずの、渚を・・・

