「今日はありがと、いろいろと。」


「いや、全然だ。気にすんな。」
「そぉだよ、俺らが勝手にやっただけだし。」
「逆に迷惑なら、言ってくれよ?」


みんな・・・。

本当にありがとう。


なんて、3人には照れくさくて言いえないけどね・・・。


「迷惑だなんて、思ってないからね。」


そういった私は、急ぎ気味に

じゃ、と言って家に入った。


「ただいま。」

「おかえり。」



この会話もごく普通。

なのに、泣きそうになってしまう。



いつか、この家に帰ってきて、
ただいまを言えなくなる非が来てしまう気がして。



「渚・・・今日、またなったのね。」

「うん・・・みたいだね。」

「要君?」

「うん。じゃぁ、ご飯になったら呼んで。」

「分かったわ・・・」



周りの人から見たら、意味の分からない会話かもしれない。



でも、私とお母さんにはちゃんと通じてるんだ。




私の病気。


昔に、ストレスからかかかった病気。


病名はない。



この世界にこの病気を持っているのは、

私だけ。



だから、直し方も分からない。

薬も無い。



ただ、聞きなれた人の声を聞かなきゃいけない。

無意識のうちに、自分の意思で
受け入れる人、いれないひとを

分けてるらしい。


それをすることで、

その場しのぎはできるらしい。



でも、完治するかも、分からない。


こんななかで、こんな私に


恋なんて、
できないよ・・・。