お前は、誰を選ぶ・・・?






「なぁ、渚見つかったか?」

「これ見て、見つかってると思うか?」


どこ行ったんだよ、まじで。

あぁークッソ。


さっきの休み時間、1人にするんじゃなかった。



つーか、なんで俺こんなに必死なんだよっ



「なぁ、なんで俺こんなに必死なんだ?」



祐來がそう聞いてきた。

同じ事を考えてるみたいだな・・・。



「確かにな・・・俺もだわ、」




健斗もそう言った。


2人がそう思ってることが、イライラする。

なんでだ?


「さぁな、とにかく探そうぜ。」



もぅ、これ以上この話をしたくなくて、

渚を探すことに、専念することにした。


「じゃぁ、次理科室のほ「きゃーーー、やめてっ!!!!!」


俺が、言い終わる前に女の叫び声が、聞えた。



「おいっ、今のって理科室の方から、だよな?」

「おう、行くぞっ!!!!」


やべぇ、嫌な予感しかしねぇ・・・。


渚。


お前の事は、俺が絶対守る。