お嬢様と執事様【短編】

抵抗する力が、あたしの体からするすると抜けていく。





恵斗のかっこよさって、すごいんだね…




毎朝学校で感じてた視線は、恵斗を見る女子の熱い視線だったのか。





感心している間にも



何度も何度も繰り返される本物の恋人のキス。



自分の声が信じられないほど甘いけど、恵斗だったらいいかなとか



あたし、どうしたんだろう。









唇が離れてすごく色っぽい恵斗が言った



「そうやって詩は、俺だけに溺れてろ。」






ヤバい



命令口調の恵斗もかっこいい…




end