お嬢様と執事様【短編】

「…では。」



















「密室で異性が二人っきりベッドの上に至近距離で向かい合うこの状況。お嬢様、油断しすぎでございます。」








は?




「なに言ってんのおぉー!?」





即座に危険を察知し、あたしはベッドから下りようとした




その時




「!」




恵斗があたしの腕を掴んだ。