お嬢様と執事様【短編】

「……」











「……」










沈黙がつらい…









恵斗は暫く黙ってあたしを見つめ、口元を緩めた。






「お嬢様、よく言えましたねー。」





そう言ってあたしの頭をくしゃっと撫でる。





「子供じゃないんだけど。」




そんな風に言うのは照れ隠しで、内心すごく嬉しい。