お嬢様と執事様【短編】

「まず、あたしの上からどいてくれない?」




すっかり忘れてたけど、あたしはまだ恵斗に押し倒されたまま。




「このままおっしゃって下さい。」





えぇー!?



ダメなの?



あたしは体勢を整えることも許されないの?





「早くおっしゃって下さい。」





なんだこの執事らしからぬ目と発言は。



威圧感が半端ない。




「あーもー、わかってるって!」





ていうか、さっき待ってくれるって…!




うぅ…