お嬢様と執事様【短編】

「では、お着替えが終わった頃にもう一度参ります。」





一礼して出ていく恵斗を眺める。





本当、すごいんだよなぁ…




あたしの着替えが終わると、ぴったり来るんだもん。




どこからか覗いてるんじゃないかって、いつも思う。






あたしは制服に着替えながら、改めて出来の良い執事に感心する。