お嬢様と執事様【短編】

「失礼します。」




「何か用事?」




「いえ、特には何も。」




え、じゃあなぜここに来た?




「ただ、私やることがなくなってしまいまして。」




そんなに暇なのか?


執事って。



いつもはどこかにいて、何をやっているのかわからない。



執事って謎な職業だな。




色々考えていると、不意に視線を感じた。