「みぃーんな死んじゃえばいいのに。ぼくひとりをいじめるんなら、それくらいのかくごをみせてよ。 ぼくはなにもしてない。してないよ。ぼくはわるくない。だから、 だからぼくを、きずつけないで」 医者は震える体で、ごくりと唾を呑み込んだ。 イカレてる。 ぐしゃ、ぐしゃり。とスプーンで病院食をかき混ぜ崩す。 しまいには自身の手でつかみ、それを落として掴んでの繰り返し。 精神科医といえど、やはり自分が普通だと思っている者には彼らがイカレたようにしか見えない。