カタカタと震える壱川の体だけでなく、精神(こころ)すらも限界に近づいていく。 どうしようこの子やばいヤバいヤバイぼくはもっと平和的に生きたいのにどうして邪魔す……… あ、 ふと、壱川の体の震えが止まる。 嗚呼そうだ、そうだよ。何をぼくは恐がっていたんだ。 だいじょぶ、だいじょぶ。 “いつも通りにいればいい”。 スッ、と顔を上げて目前の葡萄少年にニッコリと笑いかける。 だいじょぶ、ぼくはまだ壊れない。