「あんなに感動したのは、生まれて始めてですよ!」 また興奮してきてしまい、僕はドンドンとはしゃぐ子供のようにテーブルを叩く。 「あんまり興奮して、鼻血噴くなよ」 僕とは対象的に冷静なトラスキンさんは、たいした興味もなさそうにサラダを口に運びながらそう言ってくる。 「で、どうだった?」 と、さっきとまったく同じことを繰り返し聞いてきた。