僕は由希を見て話した 「でも今は探せた気がするんだ…わかるかな…由希」 「うん…」 由希はうつむいてうなずく 僕は由希の手の平を強く握った 夜が優しく感じられた 少し冷たい風も二人だと心地よい… ふと前を見ると、ポケットに手を突っ込んで、無理して歩いていた昔の自分が見えた気がした…