桜色の川と君の詩


「啓ちゃん…」


「ん?何?」


「へへ、呼んでみたかっただけ…」


由希の白い背中をなぞった


「静かだね…」


「ちょっちょ虫鳴いてるね」


「由希はチュッチュ虫だよね~」



「そうよ~。だからいろんなトコ、チュッチュしていいんだよ」


「あっ、エッチ…」


「ねぇ、啓ちゃんホントに彼女いない?」



「うん、一年半くらいいないよ」



「本当に?」


「嘘言う必要ないじゃん」



「へへっ、うれしい…由希は啓ちゃんが初めて…」



「…!…嘘つき」



「ホントだもの…こんな感じ…の…」



「え?こんな感じのって?」


「んとね……もう、啓ちゃんのエッチ!」


「わからない…」



「いいのよ。わからなくて♪由希がわかれば」


由希は顔を赤くした


「由希…もう一度…」


「あんっ…ダメ…。もう閉店です」


「ははっ、閉店なの?お客さん困らない?」


「ん、お客さんは啓介さんと…啓ちゃんだけよ

だから由希に飽きちゃイヤよ」




僕は虫の鳴き声と、由希の匂いの中で眠りについた…