しばらく走り河辺でバイクを止め土手に腰掛けた

口の中切れて血の味がする…


「いきなり殴りやがって…」


訳がわからない。
でも谷と言うヤツのが打撲でかなり参ってるだろう。
そう思うと気分は晴れた


由希は…?僕には彼女がわからなくなった。谷と裕二ってなんだ?もしかしたら彼か…

じゃあ俺とのことは…?




地方から来たヤツ…とアイツは言っていた。
そう…俺は由希の生活のことなんて何ひとつ知らなかった…そう、何ひとつも



考えても仕方ない。

夕方いつも由希が待っている教習所に寄る気になんて、全くなれなかった



こんな時は飲むにかぎる


宿舎に着くと吉川さんが待っていた。