桜色の川と君の詩



ドキッとした…女は鋭い。でもそんな彼女が可愛いかった



「あ、大きいちょっちょ虫捕まえた!」

由希の繋いだ手を引き寄せた…


「へへっ。捕まっちゃた…」


由希の顔が赤らむ


顔を見合わる…少し沈黙が続く



軽く由希の唇にキスした


何も無かったように歩き出すのが精一杯だった