彼女は大きめな鞄を開いて、探したものを僕に差し出した


白いタオル…



「ありがとう、用意がいいんだね」


「実習で使うからいつも2、3枚もってるんです…」


「実習??」


僕は不思議になって聞いた。


「実習で老人施設で介護の勉強してるのの。」



「えっ?そうなんだ高校生かと…」


正直、驚いた。


改めて彼女の制服を良く見た…


彼女は恥ずかしそうに襟のマークを指さして答えた。


「看護学校に通ってるんです。看護師になる学校…」



自分の中で彼女のことを消化するのに時間がかかかった


「結構力いるし大変なんですよ」


彼女は微笑んだ