「う、う~ん・・・」

 午前七時。

 正義の使者カミレンブルーこと、『青山 茂』の朝は早い。

 朝五時に起床。

 早朝マラソンに、寒風摩擦。そして、独自で編み出したトレーニングを積み、朝の出勤に向かう。

「あと、五分・・・。」

 もっとも、自慢じゃないが勤めだして一週間。彼はそのようなこと、一度も実行したことはない!

「茂、朝よ~。そろそろおきないと遅刻するわよ~。」

 マラソンを始めるには、これでもかってぐらいに遅すぎる時刻。

 彼を優しく起こしに来たのは青山が愛してやまないMy mother 別名「茂ママ」(年齢不詳)

「あと10分・・・」

「そういって、この前も遅刻しそうになったでしょ?ほら、もう社会人なんだから、しっかりしなさい・・・。」

「うるさい。自分は働いてないくせして、えらそうなこと言うんじゃねぇ!」

「なんですって~?」

  プチッ(母親の一番切れちゃいけない部分が切れた音)

「え、あ・・・うぎゃぁぁぁぁぁ~」

 とりあえず、これが、小学校から続く青山の朝の日課である・・・。

 合掌