――


その日の放課後。



「おーい!!結!」



下駄箱で待っていると、緋色が走ってやって来た。




「緋色!じゃあ行こー」




「うん」




緋色とお気に入りのケーキ屋へいこうとした時、

いきなり声をかけられる。




「オイ!!相坂!」




真城だった。