「ふーん…」 渚に言おうか言わないか‥ きっと心配かけちゃうよね。 私は今朝あったことは誰にも話さないことにした。 静かに自分の席まで歩いていく。 「ふぅー‥」 椅子に腰を降ろし、置き勉してある教科書を出そうと手を入れる。 「痛っ‥!」