門番の人達も、蓮斗の付き人も。 みんなが驚いた様子。 だけど、その中でもいちばん驚いているのは。 わたしで。 ただ、呆然としているだけだった。 「行かなきゃ…」 こんな姿、みんなに見せられない。 わたしは慌てて起き上がると中に入っていった。 どうして? どうして、こうなっちゃったの? 「おせぇよ」 部屋に入ると、ベッドに座っている蓮斗。 とても、不機嫌そう。