その姿を魔女の塔から見る人影。



「絶対に…白雪姫に幸せは渡さない…」


魔女の心には、



また別の光が灯っていた。



「王子様はわたしのもの…」


奪って見せるわ。


わたしだけのものに。


してやるのよ。



クックックッと言う笑い声と共に、
その姿は闇に消えていく。