そんなことを考えているとき、 城下では、白雪姫と王子様が城を見上げていた。 「王子様に会ったの?」 「会ってきたよ」 「どうだった?」 「うまく行きそうな感じだよ」 「どういうこと?」 白雪姫が視線を王子様へ向ける。 すると、王子様も白雪姫を見下ろした。 「あの2人は、惹かれ合う」 「そう簡単にはいかなさそうだけどね?」