ゲートまで送ると、軽々と馬に乗った。


「寝たほうがいいよ。顔が疲れてる」


「蓮斗も」


「あぁ、寝かせてもらうよ」


「それじゃ、また会う日まで」


「またな」


さっそうと馬を走らせて遠ざかっていく蓮斗。


その背中が見えなくなるまで見送っていた。