「大丈夫ですか?」 「あぁ、クッションありがとう」 「いえ!」 わたしをそっと立たせるとおじさんに渡した。 「今日は見張っていた方がいい」 「はい」 「俺がついていてもいいんだけど、それはきっと許されないから」 わたしはぎゅっと蓮斗の服の裾を握る。 とうしてだろう。 こんなにも役目を果たしてる。 わたしはただ、自分の気持ちに沿ってるだけ。 なんなんだろう。 この、もやもやした感じ。