「ん……っ」 「りんご…顔がえろいよ」 そっと離してわたしを見る。 な、なにを言ってるの。 言い返そうとしても力が入らない。 へなっと蓮斗に体を預ける。 なにこれ。 「そんなによかった?」 「ち、力が入んないよ…」 「なに、もっとしてほしいの?」 「れ、んと…」 蓮斗を見上げると、また降ってくるキス。 それに溺れるわたし。 日が暮れるまで会話もあまりせず、 ただお互いにキスをして求めあっていた。