「蓮斗…?」 「なに?」 「さっきのって、部下の人達がいたから?」 「あれは部下じゃないよ、側近」 「そうなんだ、かっこいいね」 「…まぁな」 なんだろう? さっきから不機嫌が後ろから伝わってくる。 怖すぎるよ! なのに、落ないようにわたしを片腕で抱きしめてるのとか。 キュンキュンしてしまう。 「ついた…」 そこは広々とした丘。 周りには小鳥たちもいて。 歌を歌っている。 さすが異国! 動物が話してる!