「この子、だれ?」 「風牙くん」 「へぇ」 「ぼくはりんごの夫なんだ!」 ぎゅっとわたしの服を握り締める。 蓮斗は少し驚いた顔をしてしゃがみこんだ。 そして、真顔になってる。 「残念ながら、俺が夫になるんだよ」 「そんなの、りんごが決めるんだ!」 「りんごは俺を選ぶよ?」 「ぼくの方が毎日一緒にいるもん! お風呂だって一緒に入ったもんな!」 こ、こんなところで?! 部下の人達もクスクス笑ってる。 うわわわわ、めっちゃ恥ずかしい!