「休憩にでもしますか?」 「はい、ぜひ」 「ではお茶を持ってくるのでここでお待ちください」 おじさんは部屋から出ていく。 わたしは椅子から立ち上がってバルコニーに出た。 「はぁ…」 よく、この状況を受け入れられてるなって 今でもすごく思う。 みんなは心配していないだろうか。 絵本は届いたかな? あぁ、会いたいな……。 「帰りたい…」