部屋に戻ると、ニヤニヤして待っている零。 「王子様に惚れちゃったー?」 「惚れてないです!」 「えぇ、あの感じはいいオーラ出まくってたけどね?」 「お友達ですよ、お友達」 「ふーん」 「あの、零…?」 「ほら、座って。 メイクとか落とすから」 言われるがままにわたしは椅子に座る。 そして、メイクを落としてもらって髪の毛も解いてもらった。 「さっきね、白雪が顔を出したんだよ」 「えっ?」