「あれから、全然会わないな」 「そうだね…」 「それだけ向こうも円満で幸せなのかもな」 「きっとそうだよ!」 ぎゅっと、わたしを抱きしめて、 蓮斗は優しく頭をなでた。 「もう、離さないから」 「ふふ、ギザな言葉」 「ガチなんだからな」 「わたしは離れないから」 白雪姫と王子様は 仲良く幸せにくらしましたとさ。