「ごめんね、急に変な話して。 嫌なら、もう蓮斗とは話さないから」 わたしは蓮斗からどんどん離れていく。 できるだけのことはやった。 話した。 白雪姫の世界に行ったこと。 それで思い出さなければ、 きっとそれが運命なんだ。 「…あの時の…空白が…」 1人で、悩む蓮斗のことは知らず、 わたしはただ、 部屋で泣いた。