ラブ♡スリップ





「ごめんね、急に変な話して。
嫌なら、もう蓮斗とは話さないから」


わたしは蓮斗からどんどん離れていく。


できるだけのことはやった。


話した。


白雪姫の世界に行ったこと。


それで思い出さなければ、


きっとそれが運命なんだ。


「…あの時の…空白が…」


1人で、悩む蓮斗のことは知らず、

わたしはただ、


部屋で泣いた。