ラブ♡スリップ




なんだか、そこまで謝られると困る。


「りんご、行くよ!」


「え、惠?」


手を引っ張って、講義室に入る。


残された2人はぽかんと見ていた。


「なに、お前惚れたの?」


「は?」


「別に俺がりんごちゃんといてもいいだろ?」


じっと、蓮斗を見る。


蓮斗は去っていった2人を見る。


「なんとなく、懐かしいんだ」


「は?」