─────── ───── 「いったぁ……っ」 ゆっくり目をあけて腰をさすりながら立ち上がる。 そこには同じく倒れている男の子。 「うわ、だ、大丈夫ですか?」 「いや、大丈夫です…すみません」 そこには、めちゃくちゃイケメンな男の子。 まるで、王子様みたいだ。 心の中でもやもやとしたものが彼を見ると大きくなっていく。 「あ、本……」