しばらく馬に乗っていると見えてきたのは、 白っぽいこれまた大きなお城。 馬から降りると、駆け足で中に入っていく。 こんなに、ガードがゆるくていいのかな? 「ここはね、本拠じゃないの。 別荘みたいなものなのよ」 「えっ?」 「こっちに連れて来るって言ってたから、 こっちの方が早いかなって思って」 これが、別荘? どんだけ、権力あるんだ! 中に入ると、たくさんの部屋がある。 「あの人の部屋に行きましょ」 薄暗い中を白雪姫はスタスタと歩いていく。 わたしはそれに一生懸命ついていった。