廊下を歩いて、改めて思う。 めちゃくちゃ、豪華。 今まで、至って普通の生活をしてきたわたし。 急激な変化にビビるしかない。 「こちらです」 何個かドアを飛ばしてメイク室に入る。 「おはようございます、白雪姫」 「おはようございます…」 メイク担当の人は女の人で、優しく笑った。